皆様、こんにちは。ようやく確認申請が降りました。展示場なので消防署での審査があり時間が掛かりました。
早速、本日は丁張(遣り方)です。この作業は建物の位置を出すための仮設物で、木の柵のようなものを作ります。これを利用し基礎工事業者さんは基礎を施工します。この作業を間違えると建物の位置や高さを間違える事に直結します。「仕事は間違えて覚えるものだ!」なんて言うセリフもありますが、この作業に関しては当てはまりません。
まず、地縄(建物の外郭に合わせて地面に張った紐(縄))より数十㎝離して杭を打っていきます。(基礎作業に支障が無い距離を離します。)
当社は大工さんが施工します。
次に杭すべてに同じ高さで印(墨)を付けます。高さは型枠より数センチ高い所に出します。ここで登場するのがオートレベルです。
昔は、高価なものなので使用出来ませんでした。(今でも安くはありませんが。)
設定した高さになると音で知らせてくれます。
次にこの印に合わせて貫(板)を打ち付けます。
最後にこの抜きに建物位置を印(墨だし)します。
ここで登場するのがトランシットです。直角を出す機械です。
貫の全てに建物位置の印を付けて完了です。
私は古い人間なのでどうも機械頼りがダメで、建物の外周に合わせて糸を張り対角線を測り最終確認します。
来週より基礎工事です。次回をお楽しみに。