皆様、こんにちは。
昨日は、材料の下見・選定の為、東京都新木場へ行ってきました。
ここにある物全部突板です。
始めに訪れたのは東京木材企業(株)さんです。創業昭和3年の老舗です。
今回は造作材の製作をお願いしました。まずは造作材に貼る突板の確認です。突板とは板を薄くスライスしたものです。これをベニヤ板や集成材に貼り製作します。ここには世界中から突板が集められており常備100種類以上あります。1点の数量は少ないですが、品揃えは自信があるそうです。
こちらはオーク節有と節無しです。
最近は節有がよく出るそうです。カフェ等店舗でよく使用されます。今回のモデルはラスティックのフローリングを貼るエリアが有ります。ここで使用しようと思っております。
こちらも老舗です。
次にテーブルの材料を見に行きます。ご近所の鴨川商店さんです。こちらの板を使用し東京木材さんに製作をお願いします。
鴨川商店さんは、世界の木材や国内の非常に高価で珍しい木材がたくさんあります。日本でも5本の指に入る規模です。木場で唯一海で貯木している会社です。なぜ海で貯木するかと申しますと、木材の材質が変わりにくくなり乾燥による割れ、虫害・菌害などを防止してくれます。また長期間の保存にも適しているなどの理由から水面に貯木されているのです。昔は、海一面に浮かんでいたそうです。
早速、材料を見てみましょう。今回使用する材種は栗です。
寸法を確認したり、カット位置、木目の入り方、使用する向き等を確認します。
(選んだ板は秘密です。オープンしましたら是非、ご来場ください。)
ここに来るといつも珍しい材料に会えます。
こちらは黒柿です。製品の柱は見たことありますが板を見るのは初めてです。匂いが強烈です。
こちらは神大杉。教科書には出てきますが本物を見るのは初めてです。
今日はこの辺で終わりです。
次回をお楽しみに。