皆様、こんにちは。
工事は着々と進んでいます。今日は屋根断熱・ブローイング工法と外壁をご紹介いたします。こちらは勾配天井の屋根断熱です。まず屋根合板に通気スペーサーを付けます。ベニヤと断熱材の間に隙間を作るために付けます。(写真の白い部分です。)ここを熱い空気が流れ棟換気に放出されます。理屈は屋根裏換気と同じです。
次に天井骨組みにネットを貼ります。
ネットにホースを差し込み断熱材を吹き込んでいきます。この材料はウレタンやアクアフォームの様な泡状の物ではなくグラスウールを細かく裁断したものを風力で挿入していきます。北海道ではポピュラーな工法です。
このように隙間なく吹き込みます。この後防湿シート+プラスターボードを貼り出来上がりです。
ちなみに平らな天井の時は天井に乗せる感じになりますのでフワッと吹き込みます。密度が異なりますので平らな時は厚みを増します。
外壁も始まりました。こちらは軒天下地です。
こちら展示場の外壁はALC+タイルです。ALCとは軽量発砲コンクリートの意味です。厚みが37㎜ありますが水に浮きます。多孔質なので耐火性能と防音性能が非常に高いです。火事でほぼ全焼し、躯体とALCだけが残る風景を見たことがあります。また(住宅で1番多いサイディングは16㎜です。)厚みがあるので重厚感あります。無塗装品なので塗装は現場吹付になります。選ぶ塗料によりだいぶ感じが変わります。
外壁の選定はかなり迷ったそうです。サイディングはありふれているし、塗材(左官塗材)は何回も使ったので少々飽きた。そこで他社さんではあまり使用しないALCになりました。(本家は旭加化成さんですが・・・。)当社は昔、サイディングがあまり普及していなかったころはALCが標準仕様でした。現在は種類の多さと価格の安さが魅力でサイディングを多く採用しています。ALC+高価な吹付材で仕上げますとサイディングには出せ無い高級感がありなかなか良いものです。吹付が楽しみです。
今日はこの辺で終わりにしたいと思います。次回もお楽しみに。