階段、どこにつくる?

こんにちは!栃木県にある注文住宅ハウスメーカー 小堀建設です。

家づくりを始めたとき、なんとなく自分で間取りを考える方は多いと思います。LDKがあって、ランドリールームはこの辺で、2階には寝室と子ども部屋… 1階と2階それぞれの間取りを描いてみて、よく見たら「階段がない」!
実はこれ、お客さまあるあるです(^^)
プロの設計士でも階段の配置は難しく、とても気をつかう部分。間取りによって、つくる場所もさまざまです。今回は、階段の位置についてご紹介します。

 

リビング階段

吹き抜けリビングの住まいのほとんどが、リビング階段を採用しています。1階と2階の一体感が魅力の吹き抜けにかかる階段は存在感があり、ただの通路としてだけでなくインテリアにもなります。鉄骨を用いたデザインがかっこよくておすすめ。木材との組み合わせも映えます。
パッシブデザインの考え方からも、家に一体感がある吹き抜けリビング+リビング階段は、室温を一定に保ちやすくおすすめです。
また、2階に行くためには必ずリビングを経由するので、子どもとのコミュニケーションがとりやすいのも魅力です。
一方で1階の音が2階に響きやすいので、家族の生活リズムがずれている、来客が多い、といった家庭には不向きかもしれません。

リビング階段で設計士が特に気をつかうのは、階段の登り口の位置です。
温められた部屋の空気が窓ガラスによって冷やされて下降することで、部屋の上部と下部で気温差が生まれることを「コールドドラフト」といいます。
小堀建設の家は高気密・高断熱ですので部屋全体が極端に影響を受けることはないのですが、吹き抜けの場合2階で冷えた空気が階段を伝わって1階に降りてくるので、階段の登り口にいると冷たい空気をまともに受けることになります。そのため、階段の登り口周辺にソファーを置いたり、子どものプレイスペースが設置されたりすることのないようにしています。

 

廊下やホールにつくる階段

吹き抜けリビングでなければ、玄関ホールや廊下などに階段をつくることが一般的です。この場合の大きなメリットは、階段下を有効活用できること。収納としてはもちろん、トイレや書斎、ペットスペースなどなど、ライフスタイルに合わせてさまざまに利用でき効率的です。
家事動線を確保するなら、ランドリーのそばにつくるのがおすすめ。1階に洗濯物干場をつくる余裕がない場合、2階のバルコニーに洗濯物を干しますので、ランドリーから階段が近いと洗濯動線が短くなります。2階ホールを室内干しスペースにする方も多いので、天候に関係なく便利です。

リビングを通り過ぎた先の廊下に階段をつくれば、「家族のコミュニケーションのとりやすさ」「階段下を有効活用&家事動線の一部に配置」という両方のメリットを取り入れることができます。お客さまを通す玄関やリビングから階段が遠いので、プライバシーが守りやすい点もメリットです。

小堀建設はお客さまのライフスタイルやご要望をしっかりヒアリングして、プランニングいたします。階段の位置に関してもさまざまな角度から考えた上でご提案させていただきますので、安心してご相談ください!
ご質問があればお気軽にお問い合わせくださいね(^^)

 

 

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