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STORY #01
Four Seasons Houseについて
Four Seasons House うつくしさと生活する家
未来に残す本物の家づくり
檜の中でも希少な柾目の無垢材をつかい
地域資源である大谷石など自然素材にこだわった
気候や風土に合う、環境にも人にもやさしい家。
自然の理を上手に取り入れることで、
快適で健やかな生活を実現させます。
それを丁寧に仕上げる職人は、地域に根ざした熟練たち。
受け継がれてきた技が、素材の良さを引きだしてくれます。
自然を守りながら地域資源を生かし、その産業を支え、
そこで生きる職人と共に、風土や環境に寄り添いながら
昔から続く家づくりの本物の姿を伝えていきます。
現代の安価な建材や均一化された街並みが
私たちに与えてくれるものは何でしょうか。
そんな今だからこそ本物を見失ってしまわないように、
価値ある自然や資源、産業を守りながら
世代を超えて愛される家づくりが必要です。
そして住む人の暮らしを豊かにしていくこと。
このFour Seasons Houseを通して
本物の価値とそのうつくしさを
たくさんの人に届けたい。
そう、私たちは想っています。
STORY #02
小堀建設の原点回帰
原点回帰にまつわる家づくりについて小堀建設の思い
本物の家づくりへの原点回帰
地域の素材を活かし、地域の職人の手で
地域にあった家をつくること。
環境に適してその街並みに合い、
誰にでも愛される価値ある家をつくること。
そして、地域の資源や伝統を守り、
産業や文化を支えながら、
経済に貢献してくこと。
これが、私たちの考えるこれからの「家づくり」です。
私たちは50年の間、地域の家づくりに携わってきました。
創業当時は地域の資源を使って、地域の職人たちが腕を振るう。
建物を見れば誰が手がけたのかすぐにわかり、
一棟一棟に個性がある家が立ち並ぶ街並み、
家が家族の象徴であり、誇りとして存在していました。
また、私たちもその風景を自信に繋げ、仕事の糧としてきました。
近年驚く速さで技術が進化しています。
世代も国境も越えて情報が行き交い、
国として、地域としての独自性を失い、均一化も進んでいます。
それでも失われることのない本物の価値を伝えていきたい。
その想いを託してFour Seasons Houseプロジェクトを立ち上げました。
栃木県には上質な地域資源と、
腕利きの職人たち、伝統工芸品など
本物の価値がたくさん存在しています。
「家」を介してその価値を後世へとつないでいけるよう、
私たちの原点回帰が始まります。
STORY #03
木のこと
価値ある資源を大切に守り、次の世代へ受け渡すこと
ヒノキ・スギ・サワラ・ケヤキ
日本の家づくりに欠かせない「木」。
約70%が森林といわれる日本は
樹木が育ちやすい風土であり、
全国各地に木材の産地が存在します。
それにもかかわらず、家づくりに使われる
木材の半分以上は輸入材に頼っています。
かつては同じ地域の山々から伐採された
木を使うことが当たり前でした。
運搬方法やコスト面の理由だけではなく、
自然の理に基づく考え方があってのこと。
同じ気候・同じ湿度・同じ気温
そこで育った木を使って家を建てることで、
風土や環境に自然と適した家になります。
特に、日本のヒノキは耐久性に優れ
伐採後も強度を維持することができます。
気候も湿度も気温も違う場所から、海を渡ってきた木材は
夏の暑さや湿度、冬の寒さや積雪などの環境に適応して、
日本の木々のように耐えることができるのか。
理を知っていただくことで、国産材の本物の価値が見えてきます。
Four Seasons Houseでは、床・天井・窓枠に至るまで
すべて栃木県産ヒノキの無垢材を使用しています。
きめ細やかで光沢のある木肌、
家全体に優しくほのかに漂う芳香。
まるで森の中にいるような心地よい空間が
暮らしを美しく、豊かにしてくれます。
何千年も前から家づくりを支え続けてきた日本の木。
当たり前のように山や森に茂る木々を
大切な資源として次の世代に繋いでいけるよう、
家づくりを通して、その価値を伝える
お手伝いをしていきたいと思っています。
STORY #04
土のこと
自然素材がつくる、呼吸する空間
家の中で1番面積を占める部分は「壁」。
壁が部屋の印象を決めるといっても過言ではありません。
今回のFour Seasons Houseでは、塗り壁の中でも
扱いの難しいといわれる「シラス」を使用することで、
その独特の質感が空間にアクセントを与えてくれています。
シラスは南九州の高千穂にしか存在しない、
マグマセラミックと呼ばれる特殊な土です。
100%自然素材であり、壁材として調湿や消臭効果も備え、
紫外線に強く色褪せや劣化もほとんどありません。
環境にも、人にも優しい素材ですが、
その施工には、左官職人の技が必要不可欠。
約1時間で硬化が始まり、少しでも風が当たると
色むらができてしまうという、とても繊細な土です。
現在、壁材の9割をクロスが占めています。
しかし、シラスをはじめとした漆喰や珪藻土など
天然素材をつかった塗り壁の需要は少しづつ増えています。
今回施工を行ってくださった企業では、
塗り壁や無垢材など自然素材で作る空間の価値を
五感で感じていただきたいという想いから、
自然素材で作られた部屋と、そうでない部屋を実際に用意して
お客様に体感していただいているそうです。
そして、実際に体験して違いを感じたほとんどの方が
自然素材で作られた部屋を気に入ってくれると言います。
それは部屋自体が呼吸をしているから。
半永久的に調湿・消臭・抗菌作用が続き、
劣化の少ない人にも環境にもやさしい自然素材は、
これからの家づくりを支えてくれる
唯一無二の価値あるものです。
壁を塗り壁にする。それだけで暮らしが
清らかで特別なものに変わることを、
たくさんの人に知って欲しいと思っています。
STORY #05
光のこと
やわらかであたたかな
心地よい光が満ちる家
木のぬくもりと、やわらかな光。
自然と職人の技が織りなす美。
それを叶えるのが木建具です。
一般的な既製品の建具とは違い、
職人が手作業で丁寧に作り上げています。
月日のうつろいに寄り添いながら、
刻々と変化するその風合いは木建具ならではのもの。
時が経ってもその美しさを失いません。
また、木建具に使う木材は構造材とは違い
木の性質を考慮し、ねじれや縮みが少なく、
木目や木肌が美しい、無節の無垢材を使用します。
魚で例えるとトロにあたる大変希少な部分です。
さらに、他のサッシでは表現できないデザイン性も備えています。
桟の本数や間隔、組み合わせ方、組子をあしらったり、
和紙を貼ったり、木材の色味を変えたりと方法は様々で、
どれも全く違う表情を持つ建具になります。
Four Seasons Houseでは、木建具に組子を合わせたり、
伝統的な町家などによく見られる簾戸(すど)を用いることで、
光がやわらかく差し込み、やさしい光が家全体を包み込む、
そんな空間作りを可能にしました。
製作に携わっていただいた職人の方々は、
日常生活に欠かせない建具だからこそ、
歪みがでたり、隙間ができたりしてしまわないよう
丁寧な作業を心がけていると話してくれました。
また、工芸をより工芸らしく身近な存在に感じていただくため、
伝統工芸である鹿沼組子をさりげなく暮らしに溶け込ませています。
使い手の気持ちを一番に考え、
どんなに繊細で手間のかかる細やかな作業でも
一切妥協せずに、真剣に向き合うからこそできる
既製品とは違う美しさがここにあります。
STORY #06
漆のこと
芸術品としての美と
使うことで生まれる美
漆塗りと聞いて頭に浮かぶものは何でしょうか?
おせち料理を入れるお重
神社でお神酒を入れる杯
料亭のお吸い物の器
伝統的・文化的であり高級で神聖なもの、
そんなイメージを持っている人が多いと思います。
漆塗りの原材料は漆の木から採取します。
特殊な道具を使い、木を掻いて、そこからでる樹液を採取しますが、
樹齢10年以上の1本の木から採れる量は200gほど。
漆掻きの職人は「漆の一滴は血の一滴」と呼び大切に扱っています。
現在日本で採れる漆の原材料は流通している量の20%ほどで、
残りの80%は中国などの外国産に頼っています。
また、国産漆は優先的に重要文化財の修復に当てられるため、
一般に流通する量は極わずか。
価格も外国産の10倍もする、非常に希少なものです。
そして、漆掻き職人の高齢化、需要の減少、様々な要因が合わさり
国産漆はその20%を生産するのも困難になりつつあります。
それを守り、次の世代へ繋いでいくためにも、
もっと漆を身近な存在に、新しい可能性を提案したい。
そう思って、Four Seasons Houseに漆塗りのベンチを設置しました。
岩手県二戸市で漆掻きの修行を積み、自らも漆の木を育て、
栃木県佐野市を拠点に活動する、漆作家の篠原春奈さんに
製作していただいたベンチは、世界にたったひとつしかない1点もの。
8層の漆を塗り重ね、力強さと繊細さが合わさった
重厚で趣のある表情は、漆塗りでしか表現できません。
「高級品だから、日常的に使わない人が多いんです。
でも、漆塗りは使えば使うほど表面に磨きがかかって、
輝きがどんどん増していくんですよ。」
そう篠原さんは目を輝かせながら話してくれました。
その輝きがこの先もずっと受け継がれていけるよう、
伝統工芸を建築に取り入れ、提案をしていくことで、
家づくりが日本の伝統を守っていく。
それが、私たちのできることだと思っています。
STORY #07
家のこと
雫が生活を潤しながら
光が照らし続ける家
本物の価値をたくさんの人に伝えたい。そう思って、
自然素材のこと、家づくりに携わる職人のこと、
家ができるまでの裏側を紹介してきました。
今回は、「家」についてのお話です。
Four Seasons Houseプロジェクトの
第一弾である「光と雫」は40.25坪の平家で、
6.0帖の広々としたエントランスホールに、
11.25帖のLDKと7.5帖のベッドルーム、
そして8.0帖の中庭を有するコートハウスです。
四季の移ろいを日常的に感じられるように、
家の中心に中庭を設けています。
山の一部をそのまま切り取ったかのような
山野草や苔など、日本ならではの趣深い庭は
見る人の心を穏やかにしてくれます。
窓の位置にもこだわりがあり、
庭の見え方や光の入る高さなどを考え
通常よりも低めの高さになっていて、
中庭を囲う窓や障子や簾戸を透過して
日中は家全体に柔らかな光が差し込み、
日が落ちても、身体の負担を考え、
明るすぎない照明で心地よさを追求しました。
そして、家族の団欒の場であるリビングには
備え付けのソファーや、プロジェクター、
環境に配慮したバイオエタノール暖炉を設置し
冬でも暖かな空間でくつろぐことができます。
また、趣味のための特別な部屋や、寝室に直結した書斎、
廊下を華やかに演出するギャラリースペースなど
自分らしい暮らし方を創造してくれる工夫も。
そんな心の余裕が生まれる暮らしを
たくさんの人に体感していただくことが
私たちの願いでもあります。
心からやすらげる場所として、
大切な人と過ごす場所として、
次の世代につないでいって欲しい。
丁寧でゆったりとした、
うつくしい生活が叶う場所
それが「光と雫」です。
STORY #08
つくること
未来に繋げる
家づくりの形
自然素材を使い、職人の技が生きる
環境にやさしく、人にもやさしい家
そして、私たちだからこそできる家づくりを。
それがFour Seasons Houseプロジェクトの始まりでした。
初めに、私たちができる家づくりとは何か
設計チームのメンバーで話し合いを重ねながら、
設備や性能を優先し、価格を抑えるために
新建材や既製品を使った家づくりとは違う、
それでいて、現代の暮らしにも馴染むものを。
そして、住む人の暮らしを豊かにすることができる家を。
そう考え、間取りや仕様などを決めていきました。
国産の檜やシラスなどの日本の資源や、
伝統的な工法や地域に根付く工芸など、
現代の生活に合わせて、建築に取り入れながら
その「本物」の価値を知ってもらうこと。
また、住まう人が心地よいと思える空間を創ること。
窓から入る光の量や照明の明るさ、
床や天井、壁の質感にもこだわり、
丁寧でゆったりとした暮らしができる家を
提案することを、大切にしてきました。
それと同時に、建築に日本の資源や伝統工芸を取り入れ、
たくさんの人にその価値を知ってもらうことで、
資源や伝統工芸を守るだけでなく、
その担い手や、職人を守り育てることにも繋がっていきます。
only oneの家づくりというテーマを掲げる小堀建設。
だからこそ、Four Seasons Houseプロジェクトを通して
私たちにしかできない家づくりを伝えていくことで、
家づくりの未来を支えることができると思っています。
STORY #09
つたえること
お客様に寄り添いながら
家づくりのお手伝いを
「いつか自分の家を持ちたい」
子供の頃そう夢見ていた、
そんな人も多いはずです。
家を持つということは、夢を叶えること。
そして、人生に一度きりの大きな経験になります。
家族とゆったり過ごしたい
大好きな料理を楽しみたい
庭で家庭菜園をしてみたい
たくさんの希望と願いが
家づくりには託されています。
それと同時に、何もかもが初めての経験で、
何をしたらいいのか、誰に相談したらいいのか、
不安になり、心細くなっててしまうことも。
そんな時、みなさまに寄り添い
理想の家づくりをサポートすること。
それも私たちの大切な役目です。
専門用語だらけで理解が難しい内容でも
わかりやすく丁寧に図式化して説明をしたり、
希望通りの納得のいく家になるように、
膝を突き合わせ、何度も話し合います。
そして、理想の家を一緒に創っていくこと。
長年地域の家づくりを支えてきた、
豊富な経験と知識や、
腕利きの職人との繋がりを活かして
みなさまの夢を叶えるお手伝いをしていきます。
そして、「家を建ててよかった」
と心から思っていただけることが、
私たちの喜びであり、糧になります。
これからも、家づくりを通して生まれる、
豊かな暮らしを支えていきたいと思っています。
STORY #10
みせること
心に届く美しいものを
言葉がなくても伝えること
VI(ビジュアルアイデンティティ)や
シンボルマークやキービジュアルは、
言葉の代わりに、プロジェクトに込められた
想いや世界観を視覚的に表したものです。
今回のFour Seasons Houseプロジェクトは、
小堀建設の家づくりへの原点回帰がテーマ。
それをビジュアルで伝えるための、
VIやキービジュアルについてお話しします。
VIはプロジェクト名から連想して、
「四季」と「4」という数字の要素を合わせ、
それぞれの頭文字であるFSHを組み込みました。
土や光、木や水など自然と人が交差して
一つになるというイメージで制作しています。
そのVIを軸として、ビジュアル展開を行いました。
原点回帰のための家づくりは、
本物の価値ある家をつくること。
小堀建設・自然素材・つくり手・住まい手の
それぞれが結びつくことで成り立ちます。
それを視覚的にわかるように図式化したものが
キービジュアルになっています。
自然の恵みである素材を活かし、
腕利きの職人の手で、住まいへと形作っていく。
そして、家だけでなくそこに暮らす人の、
日常までもをうつくしくしていきたい。
そんな想いが込められています。
また、キービジュアルでの背景で使用している森の風景は、
「光と雫」という建物のテーマに沿った風景を探すために、
県内各地へ赴き、時間をかけて撮影したものです。
瑞々しい自然の潤いと、そこに差し込む光の美しさ。
それを言葉の代わりに伝えてくれる役割をしています。
プロジェクトを知ってもらうきっかけとして、
一人でも多くの人の記憶に残るように。
人の心に届く、美しいものを
言葉がなくても、伝えること。
あなたの心にも届きますように。
About “Four Seasons House”
いつの時代でもうつくしい。
それは人の暮らしを豊かにする。
「いつの時代でもうつくしい」それは人を、家を、暮らしを、豊かにする。自然がくれるうつくしさ。人の手が創るうつくしさ。暮らしが育むうつくしさ。自然と人と暮らしの「うつくしさ」が合わさり、ここにしかない特別な風景を映し出す家。それが “Four Seasons House” です。栃木県産の材木や石など、地域資源の自然素材を使い気候や風土に合った、環境にも人にもやさしい家。そして受け継がれてきた職人たちの技が、素材の良さをもっと引きだしてくれます。自然を守りながら資源を生かし、そこで生きる職人と共に、風土や環境に寄り添いながら、昔から続く家づくりの本物の姿を伝えていく。そして住む人の暮らしを、豊かにしていくこと。地域に根付き、日本の家づくりを知っているからできることです。春 夏 秋 冬。四季のうつろいを感じながら、大切な人と過ごす家。豊かでうつくしい生活をたくさんの人に届けたい。そう、私たちは想っています。
● 矢板本社
栃木県矢板市扇町2-6-32
TEL : 0287-43-3644
● 宇都宮支店
栃木県宇都宮市下栗町2936-23
TEL : 028-614-5031
□ 宇都宮西展示場
栃木県宇都宮市細谷町753-3
CRTハウジング宇都宮西展示場内
TEL : 028-688-0730
□ 小山北展示場
栃木県小山市中久喜2-1-23
小山住宅公園内
TEL : 0285-38-6675
□ 小山展示場
栃木県小山市雨ケ谷町50
CRTハウジング小山展示場内
TEL : 0285-38-7800